博士!最近は処理水の海洋放出が話題になってますね?
そうじゃな。中国を含める東アジアなどから反対の声が上がっておるの
僕も処理水を海に流すなんて心配ですよ。汚染されるんじゃないかって
では今回はこの話題について話をしていこうかの。
海洋に放出する処理水とは?
2023年8月24日に海洋に放出される福島第一原発の処理水には放射線物質であるトリチウムが含まれている。
トリチウムは水素の仲間であり、
日本語では三重水素とも呼ばれている。
水の一部として構成されるため取り除くことが困難である。
この処理水を2023年度に約3万1200トン放出することを計画としている。
処理水が何かは分かりましたけど、放射線物質なんて被ばくするんじゃないですか?
放射線と聞いて被ばくと考えるのは間違いじゃないが、私たちは常に被ばくしておるのじゃ。
日常生活における放射線被ばく
環境省では年間の自然放射線における被ばく線量は2.1ミリシーベルトと言われており、大地、宇宙、空気、食べ物等から常に浴びている。
処理水は政府の方針通りに放出されるが、放射線の環境や人体に及ぼす影響は国際的ガイドラインにそって評価され、その評価は原子力規制委員会や国際原子力機関も妥当だと評価されている。
この処理水によって影響するとされる
人間への影響は1ミリシーベルトの約50万分1~3万分の1とされる。
動植物に及ぼす影響は国際放射線防護委員会の定める値の約300万分1~100万分の1とされている。
生活してるだけでも毎日被ばくしていたんですね!
そうじゃ。処理水放出の基準は日本だけでなく、国際的なガイドラインによるものじゃ。
科学的根拠はあるのにどうしてこんなに話題になるんでしょうか?
それには風評被害が大きく関わっておるのじゃ。
拡大する風評被害
福島第一原発の処理水は東京電力できちんとした規則に沿って海洋への放出を行う予定だ。
しかし、中国や東アジアでは処理水を海洋に放出することを批判し、中国では福島県や東京都など他10県都の輸入を禁止する発表をした。
他の批判的な国なども日本の輸入を禁止する流れが続けば、日本の水産物輸出は激減し、水産業は大きな損害を被る可能性が出てくる。
だから漁業協同組合などは、賛成する姿勢を見せるのが難しんですね
決して悪いことをしているわけではないのじゃがな。
今まで、放射線と聞いただけで危ないって過剰に反応してました。
直ぐに判断するのではなく、自らが考えて判断することが大切じゃな。
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